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本『あの頃,ボクらは少年院にいた』

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まっとうに行きたい少年院出院者の全国ネットワーク,
セカンドチャンス!」から,
また新たな手記集が出版されました。

『あの頃,ボクらは少年院にいた』

連休を使って読みました。

 

当事者の方の振り返りの物語が16編入っており,
末尾には座談会が収録されています。


当事者のストーリーは,本当に読み応えがありました
勇気を出して書き綴ったのだろうな,
というのが伝わってきます。


また,それぞれの綴り方にも個性があって,

「セカンドチャンス!」という団体の
お互いを尊重している姿勢が
透けて見えるようでした。


書き出しの切り口もそれぞれに面白い。
裁判官の「少年院送致」の宣告から始まるもの。
生い立ちから書いてあるもの。

少年院生活の書き方の濃淡も個性がありました


でも,多くの方のお話の中で,共通していると感じたことは,
・虐待されて育ってきたこと

・いじめ体験,いじめられ体験があること

・居場所探しのすえ,非行に見出したこと

・自分が,力で制圧すること,力で支配すること,
ついには,犯罪をすることで,
自分の存在が認められると確信をもってしまったこと

のように感じました。


読みながら改めて思っていたのは,
「更生は一人ではできない」ということです。
私自身も刑事事件で関わる方には,
いつも声をかけている言葉です。

少年院出院時に多くの人が陥るパターンであるならば,
社会の構造的問題として,
立ち直りを支える仕組みが用意されたらいいのに。


ま,セカンドチャンス!自身は,
仕組みになってやろうとか,
そこまで気負っていないと思われます。
地道に黙々と,
まっとうに生きたいと思っている人の力になりたい,
と考えていることが伝わってきます。
決して万能ではないが・・・,
という謙虚さも兼ね備えているのが,
個人的には好感持てます。



そのセカンドチャンス!の姿勢は,
本に収録された座談会の雰囲気からも伝わってきました。

そして,当事者の人にとって,
セカンドチャンス!の存在意義が語られいて,
当事者の人にとってどんな風に
受け止められているのかが,
具体的に伝わってきました。

あってありがたいもの,
目標とか,モデルとか,
生きるヒントになるもの。

セカンドチャンス!が,
必要な人につながってもらえるといいな,
と感じています。

 

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