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2016年6月

民事訴訟でのプレゼンテーション

ある地方裁判所で平成26年から係属している民事事件があり,
それが最近,単独から合議となったのですが、

合議となるタイミングで、裁判体に対し
争点についてのプレゼンテーションをする、
という手続が踏まれました。

その裁判所の当該部では,
合議になる場合には毎度そうしている、という様子でした。


これまで私には経験のなかった手続で、
プレゼンの準備も相応にかかりましたが,

裁判官それぞれに事案を良く把握してもらった感触がありました。

また、アピールしたい点を強調して説明することができました。

さらに、自分の中でも再度事件の整理が出来ました。


プレゼンの方法としては,裁判員裁判や刑事訴訟で,

普段から行っていることの経験を活かすことができました。

なるべく書面をみず,裁判官の目を見ながら訴えることができました。

原告・被告それぞれの訴訟代理人からのプレゼンの後,
かなり踏み込んで,裁判官それぞれが思っている疑問について
ディスカッションを行いました。

質疑応答を経て,「もう少しここの点は補充しよう」とか,
「裁判官はこのあたりに深い関心を持っているのか」とか,
私なりに心証を掴むことができ,
次の主張立証につなげることができる機会になりました。



終わってみるとなかなか有意義な訴訟指揮だな、と思った次第でした。
民事訴訟でもプレゼンテーションの機会があることは
積極的に検討する価値があると思いました。

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18歳選挙権・主権者教育 講演

先日,大阪府内の高校生向けに,
主権者教育の一貫として,
「政治的教養をはぐぐむ教育のための講演会」を行ってきました。

聴講人数が,全校生徒900人+教員の先生方という
これまで経験のない規模での講演でした。

見渡す限りの高校生,高校生,高校生・・・
体育館に全校生徒が集まると,さすがに圧巻です。
整列の号令や,生徒たちが持つスリッパなどにも
懐かしさも感じながら生徒たちの前にたち,話をしました。

テーマは「政治に参加する意義,選挙の仕組みなどについて」

内容としては,
・政治について考えることのたいせつさ
・政治に関する情報の集め方
・選挙の意義や選挙の仕組み等

について触れながら話をしました。

公職選挙法が改正されて,選挙権年齢が
満18歳に引き下げられてからの初めての選挙が,
7月10日・参議院議員選挙であります。
なので,高校3年生の一部に
は選挙権がある人もいます。

※これ,豆知識なのですが,
「満●歳」というのは誕生日の前日になるとされているので,
今夏の7月11日に18歳を迎える人までが
選挙権をもつことになります!

また,今選挙権がなくても,国政選挙だけでみても
衆議院議員選挙が前回あったのが平成26年12月24日なので,
遅くともあと2年半の間にまた選挙があります。


そういうことで,高校生には,
まずあっという間に自分が投票する日がやってくる,
ということを意識してもらいながら,

若者の声を政治に届けることが期待されているし,
選挙に参加することは難しくない,
と感じてもらうことに主眼をおいて,話をしました


高校生は,蒸し暑い体育館の中でもよく話を聞いてくれて,
こちらからの投げかけにも答えてくれたので,有難かったです。

 

講演会の冒頭には,教員の方のインタビューや
生徒からの質問に答える形で,

・なぜ弁護士になろうと思ったのか,
・一番印象に残った事件は何か,
・弁護士をする中で何が大変か,

 等についても話をしました。

 

弁護士の仕事のやりがいが伝わるといいな,
高校生に将来の夢を考える上で,どう進路を選んでいくかの
ヒントになるといいいな,という願いを込めて,回答しました。

 

18歳選挙権の講演準備をする中で感じたことは, 

18歳選挙権が実現して良かったな,ということでした。
高校生のうちに主権者教育を
受けておく機会が設けられるという点でも,
若者の政治参加へのハードルを下げる
きっかけとなると思いました。

 

他方,より慎重に検討した点は,
政治的中立を保つ内容で組み立てる,という点です。
また,外国籍の生徒など選挙権のない人もいる中で,
どのように「国民主権」を伝えていくか,ということも吟味しました。

 

今回の講演を通じて,選挙行ってみてもいいかな,
と思ってくれる生徒が一人でも多くいてくれることを願っています!

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