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2015年10月

セカンドチャンス!大阪交流会で鍋パしました。

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先日,セカンドチャンス!大阪交流会に参加してきました。

 

最近のセカンドチャンス!大阪交流会では,
一つの試みとして,
みんなで何かご飯作って食べるということをやっています。
前回は,タコ焼きパーティ。今回は,鍋です。

 

水炊きとトマト鍋!

 

写真のとおり材料の量すごかった!!
この大きさのテーブルがもう一つあります。

 

みんなでわいわい楽しく鍋をつつきました。

 

トマト鍋も美味しかった☆

 

食事の用意がある分大変ですが,
やはり当事者の子が参加し易くていいと思いました。

 

お腹いっぱいになり,場も温まった頃,
この日も当事者の一人がライフストーリーを語ってくれました。

 

 

今回も,またみんなの顔をみてほっとして帰りました。

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子ども虐待防止シンポジウム「新たな支援の創造」

10月24日は,大阪のクレオ大阪西で開催された
子ども虐待防止シンポジウム「新たな支援の創造」
に行ってきました。

日本子ども虐待防止協会(JaSPCAN)は,
1996年に発足し,第1回目の学術集会は大阪で開催されました。

医師,学者,行政,施設,民間といった
あらゆるジャンルから参加して,
児童虐待を防止するための様々な議論,勉強をします。
毎年2000人以上が集う集会です。

来年のJaSPCANは,大阪で2回目の開催があります。
子どもの権利委員会の熱心な弁護士が
多数人,この準備に力を注いでいます。

第22回学術集会おおさか大会リーフレット



この日は,第一線で活躍している方々の
お話とパネルディスカッションがありました。

■大阪の子ども虐待防止活動の20年を振り返る
福祉の立場から
津崎哲郎氏
(特定非営利活動法人児童虐待防止協会理事長)

社会的養護の立場から
大橋和弘氏
(児童養護施設和泉幼児院施設長)

母子保健。医療の立場から
佐藤拓代氏
(大阪府立母子保健総合医療センター母子保健情報センター長)

■大阪の活動を外から見ると
子ども虐待防止活動の今後を展望する

松本伊智朗氏(北海道大学教育学研究院教授)

藤林武史氏(福岡市こども総合本目談センター所長)

■コーディネーター

岩佐嘉彦氏(弁護士)

八木安理子氏(枚方市家庭児童相談所主幹)



印象に残ったことを1つ,2つ



まず,大阪が,
全国の児童虐待防止への取り組みについて

先駆的役割を果たしていたことを感じました。


大阪はいち早く,保険や福祉,弁護士等の機関連携が進み,
介入型ソーシャルワークへの取り組みを始めたこと。

それが全国に広がっていたという経緯があること。

専門職の間で自発的研究会が立ち上げられ,
それが広がりをみせて,
日本の児童虐待対策の研究,実践の
火付け役になったという歴史があること。


配布資料に
「大阪における児童虐待予防・防止活動の歩み」がありました。
30年前は,虐待問題に対して裁判所の手続をとるという
実務はありませんでした。

そういう
ところから出発して,大阪は,現在,
大阪府下の各児童相談所に対して
支援弁護士が複数人ついています。
本当に,先輩方の取り組みに敬意を表します。



また,その大阪がこれからの20年を
「新たな支援の創造」に向け,
模索している段階にあることを感じました。



松本教授が「本当の虐待防止とは何か。」
問い直しの時期にきていることに言及されました。


どうしたら,虐待を防止できるのか。
それは,介入して子ども取り上げて終わり,
ではないと強く思いました。



「虐待通告は支援の開始」

親支援,経済的基盤の確立に向けた支援。

介入型から支援型へとシフトしていく支援計画までを含めて,
関係機関が連携しながらやっていくことの
重要性も感じました。

児童虐待の相談電話番号に「189」番が
設定されましたが,
一般市民の方には通告を奨励しながら,
他方,その通告を受けてから,
いち早く安全確認をできるだけの体制を
全国で整えられているわけではない,
という実態のことも紹介されました。

この点に関し,新しい支援の創造として,
藤林氏から福岡の取り組みが紹介されました。
民間団体が「見守り」の形で訪問すると,
拒否的反応が若干和らぐということもあるとのことでした。

今後は,そういった民間団体が育っていき,
行政と連携していくことも期待されます。


そして,厚生労働省から,

「社会保障審議会児童部会
児童虐待防止対策のあり方に関する専門委員会報告書」

のことを紹介されました。
本日の登壇者も複数の方がこの部会に所属しておられました。

今日のプレシンポは,大阪の歴史を知る有意義な機会となり,
私にとっては,諸先輩方を尊敬する気持ち,
大阪で仕事をしている誇らしい気持ちが湧き上がり,
元気をもらって帰る機会となりました。

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裁判員となる魅力

本日,読売新聞 10月11日(日)10時55分配信 の記事に
「裁判員候補64%辞退、長官自ら参加呼びかけへ」
というものがありました(
ヤフーニュースより引用)

来月12日,来年の裁判員候補者に選ばれた約23万人へ
通知書類が発送されるということですが,その中に,
裁判参加を促すメッセージを同封する初の取り組みを
行うとのことでした。


私は,記事にあった辞退率の高さに驚きました。
辞退率は年々上昇しており,
書面での事前辞退と、裁判所での選任手続きに出頭した際の辞退を
足した辞退率は昨年、約64%に上ったとのことでした。

先日,私の担当していた裁判員裁判が終了しましたが,
私の担当の事件でも,約80人への候補者通知に対し,
実際に出頭してきた人が約25人。

出頭者の
中にも辞退者が含まれていたので,
辞退率は70%を超えることになります。

とりわけ高い辞任率だったので,
私が以前に担当した裁判員裁判では,
辞任率はこれほど高くなかったのに,と驚いていたのですが,

これは最近の傾向ということなのですね・・・。




他方,産経ニュース2015.5.21 06:00更新 の記事には,
『裁判員制度6年 経験者は「参加してよかった」』

「最高裁が平成26年に行った経験者アンケートでは、
「参加してよかった」と考える裁判員は95・9%、
補充裁判員も94・9%とほとんどが肯定的だ。」
という記事がありました。


私も,実際の事件を通じて,裁判員の方々は,
もしかしたら最初は気乗りしていなかったのかもしれないが,
ひとたび裁判員に選任されると
熱心に事件に取り組んでくれていることを実感しています。


出頭してくる方は,きっちり指定された裁判の期間の
仕事等を調整してくる場合がほとんどです。

公判の場面では,
裁判員の方が事件に真剣に向き合って,
被告人に言葉をかけてくれている,
と感じる場面にたびたび直面します。

そして,判決文を通じて,裁判員の方が
真剣に討議し,被告人に叱責と期待を込めたメッセージを
贈ってくれていると感じることが多々あります。



単独の裁判官の説諭にも素晴らしいものはありますが,
とりわけ,
裁判官3名と裁判員の方9名から
受け取ったメッセージについては,
被告人に伝わる感銘力が違うと思うことがよくあります。


私が,一般市民の方と話をしていても,
やはり裁判員裁判への負担感を口にする人は少なくありません。

そんな時,私は,
「裁判員裁判で裁判員となれるのは9500人に一人という、
一生に一度あるかないか、という確率なんだよ!
(有権者1億人として約0.01%)
だから,これも貴重な経験だと思って,
ぜひ引き受けてほしいな、と思っているよ。」

という話をします。

※数値については。最高裁判所発行
「よくわかる!裁判員制度Q&A(第8版)(2014年9月発行)」より引用

私は,裁判員裁判をするとして制度を始めた以上,
司法全体でこの制度を育てていくべきだと考えています。


弁護士も,一人ひとりがスポークスマンとなって,
裁判員裁判への参加への魅力を語ってしかるべきだと思っています。

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