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2013年10月

秋の夜長

このまま10月中1件も更新しないのは避けたいので,
(最低月1回更新は,自分の中のゆるい決まり事です。)
読書の秋にちなんだ話題など。



最近のマイブームは吉本隆明さんでして。

出会いは,糸井重里さんが
相当傾倒している様相を感じ取ったところからです。
wikiってその方が吉本ばななさんの父と知りました。

その後,イトイ重里さんと吉本隆明さんの対談で,
吉本隆明さんが芸術について語っている一説

ー芸術には聴衆が必要。
でも,芸術を見ている人には,
それぞれの解釈がある。
だから,芸術をする人には,根っこの部分で演じることが
本質につながることになる。-
(私の解釈になります)


こんなことを言葉にできることが,
すごくいいな~って感じ入り。
通勤中とか,自転車に乗ってる間とかに,
想い起こして味わったりしていました。

吉本隆明さんの本を読んでみようと思うけど,
どれから手を付けていいか分からずに途方に暮れていたことを,
「著作を語る」的な本にたどり着きました。
しかも,それがROCKIN’ONのから
出版されてることが興味深く,渋谷氏をして,
「吉本隆明さんがいなかったら,雑誌編集に携わっていなかった」
とまで言わさしめていることに,さらに期待度上がります。

読み進めるうちに,
やはり吉本隆明さんの本って,難解だよなーっと思いつつ。
でも,たくさん概念を創り出して(造り出して)いることに感服し,

他方,概念を創出するということの意義を
・・・いじめとか,DVとか,に想いを敷衍させ,
世の中に言葉が浸透することのインパクトの両面性を
考察したりして。

吉本隆明さんほどの知的な方が
「軍国少年」であったことへの驚き。
「天皇のために死ねる。」と本気で思っていたことに,
戦時中の異様な空気を感じ取り。
 

また,戦後になると戦争責任を巡って,
声高に正当化しようとしている異様な空気を感じ取り。

秋の夜長を楽しんでいます。

以上の経緯により,
今読んでいるうちの1冊が「吉本隆明×吉本ばなな」。



吉本隆明さんを通して追った心の機微に,
一歩一歩進んだ感があり,わりと楽しんでいます。

余裕のない日常に飲み込まれていると,
一つの言葉や出来事が自分に示唆してくれていることを見逃したり,
その出来事が持つはずのことの意味を振り返って確認したり,
そんなタイミングを逃してしまう気がします。

弁護士となってもうすぐ3年。
だんだん注意されなくなってきたように思い,
他方,自分が心無いことを繰り返していて,
それに気付かずにいるんじゃないか,
と一抹の不安を覚えたりもしています。

そんな秋の夜長です。

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