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2013年6月

非行傾向のある子どもとの付き合い

もぉ,ねぇ。

ほんとに周囲からみたら,あぶなかっしくて。
ほとんどの同年代の子なら通らないような途を,
あなたはなぜ敢えて進んでいるの?!って聞きたくなるんだけど。

でも,きっと,この子は大丈夫っていう気持ちもある。
もちろん,私よりもその子との付き合いが当然ずっと長い親は,

そういう観測を持てずに,はらはらしている場合があるけど,

でも,その子と話をしていると,
年齢的にはまだまだ社会的にいっぱしの者と扱われていないし,
契約することも満足にできないのだけれども,

でも,この子は大丈夫って信じたい気持ちになる。

ずっと連絡がとれない間は,
そんな気持ちもぐらぐらにゆらいで心配ばっかりなんだけど,
再会を果たすと,そんな気を揉んでいた気持ちも
吹っ飛んでしまって,
とにかく元気で連絡がついたことに喜んでしまう。



最近心がけていることは,
「そんなことやっちゃだめでしょー」という言葉を飲み込むこと。

付添人として関わる子や,
セカンド・チャンス!やBBSで会う子たちの話を聴いていると,

やっぱ,衝動がある間に押さえつけても,
その子の心にすっと入ることはないなー,
ということを感じてしまう。

それでも後見的に介入しないといけない場合があることは
もちろんなんだけど。

でも,ある程度,その子は,
自分でやったことは自分で責任を追わないといけないことは,
自覚している感じがするし,それを尊重したいと思ってしまう。

責任とると言いながら自分でとりようのないくらい,
大参事になっていることも珍しくないのですが,
そこを子どもと一緒になってフォローするのは,
大人の役割でもある感じもする。


そのうち,子どもにもまっとうな途に戻ることにトライしたい,
っていう気持ちが湧き上がってくるタイミングってあるということが
理解できてきているところです。


ある意味,止めてもしゃーない,
という印象を受けてしまうこともあります。
だから,いつでも話を聴く体制にあることが,
自分には求められている,
という考えに至っているところです。

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よしなしごととはこういうことをいう

ブログで発信することを,しかも実名で。
よぉやるなーっていうことをいう人も多々いるのですが,
しかし,実際書き出すと書きたいことが
そこはかとなく湧き出す感じです。

最近の日刊イトイで,
昔は書くことがとっても厳かなものであった旨の記事がありましたが,

こうして,インターネットが発展して,
パッションが湧けば,酔いに任せて(with水ナス)
言葉をつづることができるようになり,
ありがたいことに,発信することに対するハードルは
ずいぶんと下がったのではないかと思っています。

そうすると,発信する機会は,富に関係がなく
多くの人に平等に与えられているわけで。

そうすると,やはり,
どんな方に対しても,発信することの価値を
自覚してほしいというのが,私の想いであります。

いろんな方のブログをサーフィンしても
「ほんとはもっと書きたいことがあったのですが
更新が滞っていました。」という言葉をよく見かけます。

発信することに対する抵抗感は反比例的に低減すると思います。
今では,書きたいことがたくさんあっても,
機を逃したり,時間が過ぎてしまったりして
書かなかったりすることがあります。


弁護士になる前の方がもっと好き勝手言っていたかも?!
これでも,自制しているのかもしれません。
それでは自分的に面白くない,ということを
どこかで感じていたのか,今日はおもむろに記事を書いています。



正直に思うところを発信することのデメリットは
あまり感じたことがありません。
メリットは多々あります。

まずは,自分の考えの整理ができること。
自分がリアルタイムで感じていたことを,
瞬間冷凍するようなことができること。

あとは,弁護士は物書きの仕事という側面が強いので,
書くことが仕事に役だっていたらいいなー,
という希望的観測はあります。
自分のブログの8割りは自分のためだと思っています。
ここでもパレートの法則ですねー。

他方,あと2割のメリットは,
自前のブログを調べてくれた方に関しては,
自分のことを説明しなくても,私がどんな者か,
さわりの部分をある程度把握してくれること。
それは,事件の相手方であってもそうです。
けっこう調べてくれています。

だからいろんな方に,自分の想いを発信することの意義を,
体感してほしいと思っています。
それは,ブログじゃない場面でも当てはまることで,
自分の家族とか,友人とか,職場の人とか,

そんな身近な関係にある人に
発信することもとても大切だと実感します。
言わずに後悔よりも,言って後悔でしょうか。

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ラジオ番組のオフ会

先日,非公式に
MBSラジオ「弁護士の放課後ほな行こか~」
1期組女子会がありました。

同ラジオ番組についてご紹介します。
番組コンセプトは・・・
『皆さん、弁護士って聞いてどう思います?
「法律って難しいしな~」と思ってる人、
「私には関係ないわ~」と思っているあなた。
そんなことはございません。

弁護士によるええ~話から、
ちょっと役に立つ話まで放課後気分でいろいろと語ります。』

というものです。
以上はMBSの番組紹介HPから引用

私は,第13回,31回に出演しています。



この日の非公式オフ会は,
番組を担当する水野晶子アナウンサーとディレクター,
番組立ち上げ時から半年の間に出演した女性弁護士を含め
10名弱でのオフ会でした。

私からしたら,15年ほど期が上の大先輩から同期までいて,
いろんな経験談がでたり,弁護士としての戦う姿勢を諭されたり,
相手方や依頼者に対応する時の心の持ちようについて聞いたり,
とてもありがたいアドバイスがつまった機会となりました。

また,水野さんやディレクターの方の
面白い感性とアイデアに驚いたり!ますますファンになりました。



やー,それにしても女性同士で集まると
話がとまらない,とまらない・・・。
あっという間の楽しい時間でした。


こうして水野さんやディレクターの方,
出演者の方々と関係が深まったところでラジオ出演していたら,
もっと良い情報発信ができたんじゃないかな~,なんて思いました。

帰りには,水野さんからの
泉州水ナスのワイン漬けのお土産!すごいー☆
ワインに合わせていだだきます♪

ありがとうございましたー!

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職親プロジェクト

今日は,大阪弁護士会若手ブログ
「弁護士の放課後 ほないこか」の担当日で,
二つ目の記事を書きました。 

記事はこちら「職親プロジェクト」について 


中井社長にお話をお伺いできたのは,
セカンド・チャンス!大阪交流会の特別企画の場でした。

職親プログラムに取り組んでいる千房さんなら,
セカンド・チャンス!の活動にご理解いただけるだろうと,
会場提供をお願いしたところ,快諾してくださいました。

そればかりか,中井社長から直々にお話を聴くことができて,
本当に有意義でした。
千房さんのお好み焼きをいただきながらの交流会でした。
美味しかったです!ありがとうございました。

 また,中井社長のパッションを感じ,
みんな熱い気持ちになって,
自分もがんばろう!って言葉を口にしていました。

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刑の一部執行猶予制度 新設

今日は,大阪弁護士会若手ブログ

「弁護士の放課後 ほないこか」の担当日です。

記事はこちら。

「刑の一部執行猶予制度 新設」

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6/29 「子どもたちの居場所」シンポジウム

NPO法人関西こども文化協会さんより,
シンポジウムの案内いただきました。

「1.pdf」をダウンロード
→案内表面です。

「2.pdf」をダウンロード
→案内裏面です。講師陣のプロフィール等確認できます。

以下引用します。

***

<詳細>
日時: 6月29日(土)  時間:13:20〜16:30

対象: 子どもの居場所関係者、若年層支援者、
不登校のこども関係者、非行のこども関係者、
子どもの豊かな生活に興味をお持ちの方  などなど

場所: 大阪歴史博物館(谷町4丁目から徒歩5分)

料金: 無料

申し込み方法: メール、FAX、facebookで受け付けています。

お問い合わせ: NPO法人関西こども文化協会
電話:06−6809−5613
メール:
office@kansaikodomo.com
 
<内容>
子どもたちの居場所と尋ねられれば、
家庭、学校がまっさきに頭に浮かぶと思い
ます。
しかし現実には、学校が居場所になりえず、
フリースクール等を居場所にし
ている子どももいます。
家にいても居心地がわるく、
なかなか家に戻らない子どももいます。

そんな子どもたちに居場所をということで、
様々な団体が子どもの居場
所づくりを行っています。
しかし、居場所とは何かと言われると即答できません。
それだけ多様な要素が含
まれています。

本シンポジウムでは、子どもにとって必要な居場所とは
一体どのよ
うなものか、その要素は何かを考えます。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
1部:基調講演
講師自らが活動する中で見られた「居場所」で伸びる
活きる子どもの姿や力、
またそれに寄り添う「居場所」の可能性についてお話頂きます。

講師
・枝廣 和憲 氏
ーー
☆☆講師紹介☆☆
臨床心理士
2001年より居場所をテーマとするNPOに6年間スタッフとして勤務。
その後,滋賀県・京都市のスクールカウンセラー,
立命館大学産業社会学部小学校教員養成課程指導主事,
広島大学アクセシビリティセンター教育研究推進員等歴任。
現在,広島大学大学院博士課程後期在籍。
中高生年代の地域環境における居場所に関する
学際的研究委員会(人間・環境学
会(MERA)内設置)代表

★★★★★★★★★★★★★★★★★★
2部:パネルディスカッション
「非行」「不登校」「登校できているけどしんどい」「フツ―」・・・など、
どもは百人百様。
居場所も通う子どもたちによって姿が大きく変わります。

ここでは、それぞれのテーマを掲げた居場所の主催者をお招きし、
ご自身の体験やそれぞ
れの居場所での子どもの姿について
ディスカッションを行います。

コーディネータ
・松浦 善満 氏(和歌山大学教授、NPO法人関西こども文化協会理事長)

パネリスト
・才門 辰史 氏(セカンドチャンス!代表)
・田中 佑弥 氏(近畿自由学院 代表)
・松原 光平 氏(特定非営利活動法人 あっとすくーる 副理事長)
・枝広 和憲 氏
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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本のご紹介『更生に資する弁護―髙野嘉雄弁護士追悼集』

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以前書いた「説諭について」の記事で
後日感想を書くと宣言しつつ,
まとめるまでに随分日が経ってしまいました*
↓↓↓

http://katokei.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-c178.html

※以下には,一部本の抜粋があります。

「更生に資する弁護」という題名から,
私自身は共感をもって本を読み始めました。
私の原点は,非行少年の立ち直り支援にあり,
現在の弁護活動等においても,
被疑者・被告人・少年が,もう今後は再犯をせず,
全うに生きていくと行動を起こすきっかけとなる
手伝いをしたい,という想いがあるからです。

なので,本の冒頭の座談会部分で,
刑事弁護のプロフェッショナルの方々が,

「弁護人の役割は被疑者・被告人の権利と利益を守る,
わかりやすく言うと一日でも軽くというのが
我々の仕事だと考えています。
その上で依頼人が改善・更生してくれればそれは素晴らしいが,
それは我々の仕事ではない。」

「我々の仕事の役割をきちんと見据えないと刑事弁護は
中途半端なことになります。」
という趣旨のことを言っていることに対し,
違和感を感じていました。


更生のことを考えてこその刑事弁護ではないの?という疑問。

本人のためにも,社会のためにも,
もう二度と被害者を生み出さないためにも,
このタイミングで働きかけができるのは弁護士であり,
刑事裁判や少年審判の感銘力を
最大限活用したいという気持ちがあります。
加えて,裁判員裁判では,なおさら更生の要素がないと
裁判員・ひいては市民の理解・共感を得にくいという実感もあります。

そこで,同じ疑問を投じてくれたのが同期の弁護士でした
「髙野さんが情状弁護,更生に資する弁護を実践して,
実際にその刑が軽くなっていること,
通常ではあり得ない判決も出すこともあると思うんです。
刑事弁護の役割は,少しでも量刑を軽くすることなのだとしたら,
その意味では情状弁護,更生に資する弁護を
実践していくことも必要,とならないのか。」

これに対する回答は,次のようなものでした。
「その限度ではそうです。
…しかし,彼のやっているのはそれを越えているんです。」

***

「更生に資する弁護」が
本来的に弁護人の活動ではないという真意は,
私の理解ですが,おそらく,
日本の刑事裁判における量刑評議のあり方が,脆弱であることに
端を発する問題意識なのではないかと思います。

これまでは,どのような要素が量刑を決する分岐点になるのか,
という観点がないまま,同種先例との比較対象により,
裁判官の量刑感覚で量刑が決まる,というのが,
量刑判断のやり方でした。

その不安定な要素を目指して,
更生に力点を置いて弁護活動をすること,
そして,そればかりに熱心になることで,
本来弁護人が求められている被告人の権利擁護,
つまり,構成要件該当性や,責任能力,適正手続の観点の検討が
おろそかになるのではないか。

そういう問題提起なのだろうと理解しています。

ただ,髙野さんは,弁護人としての本来の職務は当然全うしつつ,
加えて,量刑に関わりをもつ要素を本能的に的確に評価し,
情状弁護や更生に資する弁護活動をやっていた,ということが,
周囲の刑事弁護のプロフェッショナルの方々の
言葉から表れていました。

***
そういう意味を踏まえて,
高野さんの「更生に資する弁護」をみると,
本当に,とても真似できないものでした。

私自身,「更生に資する弁護」を目指しているとかいって,
共感を覚えたことに恥ずかしくなりました。


本を読み進めると,高野さんの弁護活動の
一部を見ることが出来ます。
「犯罪に対する最大の抑止力は人間関係ですよ。」の信念を感じます。
クレプトマニアの被告人が何度再犯しても諦めない。
被告人に自分をさらし,再犯防止策を提案し,
その実践に自らを組み込んでいます。

高野さんの意見書も読ませてもらいました。

読みながらながら,担当していた刑事事件に対する
自分の姿勢を何度も問い正されるようでした。


「弁護人は最後の情状証人」の含意は,
思っていた以上に深いものでした。

「更生に資する弁護」は簡単に語れるものではない,
私は,何か取り違えてしまっていたようだ,と
という気持ちになりました。

もっとも,高野さんにも,「更生に資する弁護」を打ち立てるまでには,
紆余曲折があり,考えが変わったタイミングがあったようでした。

私も,まだまだ3年目。
謙虚に,弁護士の本来の職務をコツコツとやる姿勢を大事にして,
ただ,志は持ち続けたいと思っています。

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