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2012年7月

「自分事になる。」②

先日の記事「自分事になる。」には,伏線部分があって,
逆になりましたが,その部分についてもUPします。

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ある友人が,今東北はイノベーションの発信地,と語る。

友人は,地震を経験し,何か東北の力になりたい,
関わりたいと思っていながら,
他方,そういう関わりが,
現地の人に興味本位ととられないか,懸念していた。

しかし,発想の転換が起こった。
復興支援の対象,という視点から,
東北から学ぶチャンス,という考え方への移行である。

未曾有の災害で地を均された東北は,
奇しくも他の地区では出来ないダイナミックな
都市開発,産業復興に取り組むことを可能としている。
ここからどう開発していくか,どう人を呼ぶか,
ここで生活する人に何を提供するか。
叡智が集結してどんどん業を企てている。


そうして,知人は東北に関わりを持つようになった。
東北にいる人との繋がりができ,
テレビを通して観る東北の地に,その人の顔が浮かぶようになる。
東北で起こっていることが「自分事になる」。

この感覚に近いものが,私にとっては,
セカンド・チャンス!かもしれない。

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大阪少年鑑別所 参観

大阪弁護士会 子どもの権利委員会の企画で,
大阪少年鑑別所の参観に行ってきました。

施設の収容定員は250人
規模としては全国トップクラス。
平均して170人ほどが収容されているそうです。

見学してみて,大阪少年鑑別所が
思った以上に広大な建物であったことに驚きました。
いつも通される面会室は,
建物全体の4分の1程度の部分に過ぎませんでした。

鑑別所は,少年の身柄を保全することが一つの目的ですが,
同時に,少年の健全育成も目的としています。
少年が希望すれば,運動,はり絵,読書等が提供されます。
日記はほとんどの少年が書いており,
担当官がコメントを加えているそうです。

お風呂の入り方,箸の使い方が分からない
子どもが入ってくるといいます。

担当官は,そんな少年たちに対して,
日常生活の所作を教えるという役割も担っていました。
少年に対しては,通常の大人と同じように接する,ということに
心を使っていらっしゃいました。

少年鑑別所の審判室も見学しました。

少年鑑別所で審判がある場合というのは,
主として付添人の都合ということであり,
処分見込みとの関連性はないそうです。
少年院送致見込だから,というのは「都市伝説」とのことでした。

箱庭とか,心理テスト等,鑑別所ならではのものも見せてもらいました。

捜査段階の少年について,
取調べの可視化の実績もあるそうです(去年から5件)。

少年が鑑別所でどのように過ごしているか,
具体的なイメージが湧き,
非常に有意義な機会になりました。

企画してくださった委員の方々,ありがとうございました。

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「自分事になる。」

先日,セカンド・チャンス!の大阪交流会に出席してきた。
セカンド・チャンス!のブログはこちら↓

http://secondchance1.blog37.fc2.com/

セカンド・チャンス!は,また別の
関西地区の交流会を立上げようとしている。
もちろん,白羽の矢が立っているのは元少年院出身者。

大阪交流会メンバーは,その方の取り組み,
発信力,エネルギーをよく知っているから,
もちろんみんなで応援に行こう!という気持ちを持っている。
よく知るメンバーの活躍にわくわくする。
自分もここから変わっていく社会が見たいと思う。
発展していくセカンド・チャンス!の取り組みが「自分事になる」



*交流会で心に残った言葉

絶対に変わらないと思っていた価値観が変わるタイミングが訪れる。
そのタイミングで,
立ち直りのためのレールをばちっと敷いてあげること
レールを敷く,というのは,具体的には,
少年にとって,自分の身近なモデルをつかむこと。
少年が立直りのモデルをつかめないと,
元の生活に戻ってしまいがちである。
BBSもそうであるが,身近なモデルを提供するのも,
セカンド・チャンス!の意義である。

セカンドチャンスのメンバーは,
非行少年に同じような人生を歩ませなくないから,
そのタイミングでサポートできる立ち位置にありたい,と
いう気持ちを持っている。

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快復への道を歩んでいる元受刑者の話

先月24日の話になるが,大阪大学公開講座
「社会移行支援について考える。
 ~当事者の話から~」に行ってきた。

案内はこちら
ものあふばさんのブログ

http://monoafuba.exblog.jp/15406369/


まず初めに,
問題意識として次のことが揚げられていた。

・再犯者だけが注目を集めがちである。
・回復への努力を続けている出所者と接する機会が少ない。
・一般の出所者,就労以外のニーズは支援が届きにくい。

しかし,刑務所の中で方向付けをして,かつ,
社会に戻るときの支援を続けていくと,
再入所率が半減する,というデータが示された。

そして,WAYBACKという,出所者に住居とネットワークを提供する
ノルウェーのNGO創設者・元受刑者の言葉が紹介された。

「刑務所から出たらどれだけ大変か。
長くいると中の方がよくなってしまう。外に出ると平穏に暮らせない。
自由がないのが落ち着いた暮らしになってしまう。
外で自由に暮らせるという自分への信頼さえなくしてしまう。」

直接にきいた受刑者の方のお話しにも,
この言葉に共感した,というものがあった。

出席者には,矯正施設関係者も多かった。
矯正施設職員は,塀を出てしまうと会うことができない。
それにもどかしさを感じている人もいるのだろう。

自分が関わった人が,どうやって犯罪せずに生きているのか,
何を感じたのか,直接の声を聴きにしてきた。

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