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2011年7月

大阪弁護士会ブログ「ほないこか」

今日は,大阪弁護士会所属の若手弁護士による、リレーブログ
「弁護士の放課後~ほないこか(^O^)ノ」
の記事担当日です。

http://www.osakaben.or.jp/blog/posts/72/entry/964

記事内容は,

「少年事件に弁護士がつく意義

~目指そう!全面的国選付添人制度~」

です。よかったらこちらもご覧下さい☆

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NHKスペシャル「少年院~教官と少年たちの現場~」

子どもの権利委員会の先輩弁護士の取り計らいで,

NHKスペシャル
「少年院~教官と少年たちの現場~」を観た。

右番組は,2005年5月8日に放映されたものである。

番組紹介より引用

『中部地方最大の収容者を抱える瀬戸少年院に密着。
これまで明らかにされてこなかった少年たちへの
具体的な取り組みの現場を見つめることで、
少年犯罪を防ぐために、大人は子どもと
どう向き合えばよいのかを問いかけていく。』

http://www.nhk.or.jp/special/onair/050508.html


当番組では,少年院で過ごす,
少年たちの機微な心の動きがそのまま放映されている。

リアルな少年の問いかけ。
「どうやって生きていけばいいか教えて欲しい。」
「・・・と考えることは,
自分に都合のいいように考えているだけのように思える。」
「本当は,自分に注目してもらいたかった。
話を聞いて欲しかったんだと思う。」

このような心の変化,内省をひきだす法務教官の働きかけ。
少年院という規律と保安が整えられた場で,
少年が,この教育的働きかけを受けないままであったとしたら,
一生,少年は自分の特性とか,自分が克服すべき点とか,
なぜ自分は罪を犯したのか,
自分をどう制御するのか,を見つめる機会はなかったんじゃないかと思った。


かたや,法務教官の生の声を聞くことが出来るのが,
とても印象的であった。
お役所的な対外向けのアナウンスメントで整えられていない。
よくここまで踏み込んで取材をしているな,と感服した。


「少年の心の動きが表れてこない。」等というふうに,
処遇についてこれでいいのか,と考え込んでいる,
教官たちの姿,情報を共有し,お互いにアドバイスを送りながら
一人一人の個別指導を実践していっている。
そんな少年院の姿がよく伝わってくる。

とても良い番組だし,みんなに観てもらいたいと思った。


そもそも,この番組が話題になったのは,
「裁判員に,いかにして少年院と少年刑務所の違いを分かってもらうか。」
というところが出発点にあった。

裁判員に対し,逆送事件について,
いかなる場合であれば,少年法の55条移送決定を使って
家裁の審判を受けるべきだと説明するか。

それを伝える一定のルールを定式化するべきである,とか,
映像で伝えることが出来ればいいのではないか,とか
そういう議論の中で持ち上がってきたものであった。

少年院での処遇,少年刑務所での処遇,
法務省が整えた,通達レベルの文字からでは,
両者の違いは浮き彫りにならない。
これをどうやって伝えていくか。

今,大阪弁護士会子どもの権利委員会では,
11月に行われる近畿弁護士会シンポジウムに向けて,
当該課題に取り組んでいる。

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ドキュメンタリー・ムービー『ショージとタカオ』

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大先輩弁護士に声をかけていただき,
ドキュメンタリー・ムービー『ショージとタカオ』を
観てきました。

公式HPはこちら

http://shojitakao.com/

《映画の紹介》
「布川事件(ふかわじけん)の元被告人ふたりの
仮釈放後の暮らしと再審請求に向けた活動を
15年間にわたって追いかけたドキュメンタリー作品。」

《事件の紹介》
布川事件は、1967年に茨城県で発生した強盗殺人事件である。
事件から2ヵ月後,不確かな目撃情報をたよりに
1967年10月に桜井昌司(当時20歳)と
杉山卓男(同・21歳)の2人が別件逮捕され、
2ヵ月後に起訴された。

公判で両人は全面否認したが、
1970年10月6日に第一審の水戸地裁土浦支部は無期懲役とし、
1973年12月20日の第二審の東京高裁では控訴棄却
1978年7月3日に最高裁で上告が棄却され、
2人とも無期懲役が確定した。

8年間の裁判と29年間の勾留・服役

1回目の再審請求は収監中の1983年12月23日に行われ棄却された。

二人は1996年11月に仮釈放。その後も無実を訴える。
民間人の有志による「布川事件守る会」が
2001年12月6日に第二次再審請求
水戸地裁土浦支部は2005年9月21日に再審開始を決定した。

検察側が東京高裁に即時抗告するが、
2008年7月14日東京高裁(門野博裁判長)は棄却して再審開始決定を支持
2009年12月15日、最高裁(竹内行夫裁判長)は、
検察側の特別抗告を棄却し再審開始が確定。

2010年7月9日に水戸地方裁判所土浦支部にて再審第1回公判が開かれる。
以後6度の公判を重ね、

2011年5月24日被告の両名に強盗殺人罪について無罪、
別件の窃盗罪や暴行罪について懲役2年執行猶予3年[2]の判決が
言い渡された。

以上の事件の説明も,
映画を見れば全て流れが分かります。
同時に,冤罪とはいかに恐ろしいか。

8年間の裁判と29年間の勾留・服役
29年間の重み
その後15年間の再審への活動

お二人の人生を奪ったのは,紛れもない国家権力です。
絶対にあってはならないことが
現実にあっているのだ。
ということを社会は自分に起こりうることとして
知るべきであるし,
特に法曹関係者は自らに責任の一端があることを
自覚しなければならないと思います。
こういう私自身も,それまで
無関心であったことを恥ずかしく思いました。

弁護団の再審請求に向けた,
執念ともいうべき立証活動もすごく勉強になりました。

冤罪とは,本当に恐ろしいことです。
ぜひ観て欲しい現実です。

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7/30奈良・非行少年親の会でのセカンドチャンスメンバーの講演

引用元
http://tukiakari-nara.sakura.ne.jp/blog/diary.cgi?field=2

http://nsccp.jp/info-detail63.html

~少年院出院者の全国サポートネットワーク~

「セカンドチャンス!」当事者支援メンバー 高坂朝人さんを囲んで


失敗したっていい、
回り道したっていい
人生に無駄なことは何ひとつない

思春期以降を暴走族、暴力団の中で生きてきた高坂朝人さん。

自らの経験を基に青少年たちへのサポート活動、
目指す将来の夢に向かって積極的に生きる
今日にいたるまでの経緯、実体験を語ってくださいます。

子ども達の生き直せる未来、可能性を信じて、
共に考え、つらい現実を乗り越えていく
一つの指針になれれば幸いです。



高坂朝人(たかさかあさと)さんプロフィール

S58年生(28歳)広島県出身。14歳で暴走族へ入る。
鑑別所3回、少年院2回、拘置所1回入所、逮捕歴15回。
17歳で両腕に入れ墨、21歳暴走族引退から
暴力団準構成員となると同時に、
暴力団の企業舎弟として株式会社の代表取締役となる。
24歳、妻の妊娠により父親としての自覚に目覚め、
暴力団から足を洗う決意をし、妻とともに裸一貫で名古屋へ。
愛知県を中心にBBS活動を通して多くの非行少年と交流を持ち、
「非行」と向き合う親の会に参加することで母親の愛情に気付く。
老人ホームの介護職を経て現在、
知的障害者ケアホーム世話人をしながら、
各地で講演会活動をこなす。
日本福祉大学通信制在学中。妻と3歳娘の3人家族。


日時●平成23年7月30日(土)
13:15~16:45(受付13:00~)

場所●奈良県文化会館1階第1会議室
奈良市登大路町6-2

◎近鉄奈良駅から 1番出口を出て東へ徒歩約5分(県庁の手前、西隣)

◎JR奈良駅から 徒歩約20分、もしくは市内循環バス乗車「県庁前」下車徒歩約2分

TEL:0742-23-8921

参加費●会員500円 一般1,000円 当事者青少年無料
定員●50名(先着順)

※当事者青少年、非行に悩む親、教育・福祉・司法等の関係者に限らせていただきます。


問い合わせは 090-8828-0586(kokoro まで 18:00~20:00にお願いします)


主催/奈良つきあかりの会 
http://tukiakari-nara.sakura.ne.jp/

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