大阪弁護士会月報記事

今年1月16日,大阪弁護士会子どもの権利委員会では,
大阪市立大空小学校のドキュメンタリー映画
『みんなの学校』上映会&トークセッションを開催しました。


このイベントにもゲスト出演していただいた
大空小学校初代校長の木村泰子さんと
真鍋俊永映画監督のインタビュー記事が,
今月の『
月刊 大阪弁護士会』の
特集「オピニオンスライス」に掲載されています。


インタビューに立ち会わせていただきました。
特に,記事のP2にある
「-でも,特別な支援は必要ではないでしょうか。」
という部分は,個人的にいろんな方に伝えたい部分です。

特別支援教育のこと,
ひいては,障がい者を「分ける」ということについて
最近よく考えさせられるニュースが続いています。



記事には,学校現場での
「障害者差別解消法に適う合理的配慮」とは何かを
考えるヒントが詰まっていると思います。




記事の内容は,広く教育関係者の方々にも読んでいただきたいので,
感想とともに,ぜひシェアお願いいたします!

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障害者差別解消法と24時間テレビ

ある市の教員の方々と弁護士らとで
学校現場の取組みや教師の認識について情報交換したり,
学校現場の課題について意見交換する勉強会を
定期的に実施しています。


今回のテーマは,学校現場での障害者差別解消法
その勉強会の講師であったのが
玉木幸則さんでした。
『生まれてきてよかった―てんでバリバラ半生記』
出版社: 解放出版社 (2012/10/22)


【一部引用】
*本の紹介
「脳性まひの著者が、生いたち、
自立生活運動、NHK「バリバラ」のレギュラー出演など、
半生で経験したさまざまな出来事や出会いを、
思いつくまま明るくポジティブに綴る。
障害者が地域で普通に暮らすことの大切さが伝わる。 」





勉強会で,玉木さんが,開口一番
相模原市での障害者殺傷事件について言及しました。



「障がい者が集められて生活していたからこそ起きた事件」


私は,犯人の障害者に対する偏見についてばかり
着目していましたが,
玉木さんの着眼点が,障がい者を,地域から隔離し,
集団生活をさせている社会の仕組みがあるからこそ
起こったものだ,という切り口であったことに,
驚きと発見がありました。
これは,正直に言うと自分にはない視点でした。




それをきっかけに玉木さんの著書を読みました。

玉木さんが,レギュラー出演している
NHK「バリバラ-障害者情報バラエティー」が
始まった経緯について言及しています。
【一部引用】
2012年にスタートした、障害者のための情報バラエティー「バリバラ」。

笑いの要素を織り交ぜ、
これまでタブー視されてきたテーマにも挑んできました。
2016年4月からは、障害のある人に限らず
「生きづらさを抱えるすべてのマイノリティー」の人たちにとっての
“バリア“をなくすために、みんなで考えていきます。

みんなちがって、みんないい

多様性のある社会を目指して、バリバラは進化します!」






玉木さんが,著書の中でこう述べています。


「…ディレクターが…愚痴をこぼし始めました。
『玉木さんは「がんばっている障害者ばっかり連れてくるな」
というけど,じゃあ,どんな人をつれてきたらいいんですか。
ネタを探すだけでぼくら困っているんですわ』
ぼくは,『そんなことゆわれてもなぁ。
ぼくら日々,障害をネタにして笑かしたり,
それこそ,…がんばっていないやついっぱいおるよ。
そんな人たちを取り上げる番組をつくらなあかんと思う』
と言いました」



「ぼくは,障害のある人に対して,『特別な存在』
『かわいそう』『たいへんそう』などのイメージが
まだまだ強いなかで,『そうじゃないよね』
ということをテレビで伝えたいのです。
それを,自然に『ああ,そうなんや』と思われるつくり方を
したいとい思っています。
ただそれは,非常に難しいです。」



少し突っ込んでいうと,一般にテレビでは,
『がんばっている障害者像』『障害を乗り越える障害者像』
を取り上げがちです。それによって,
『障害のある人はこうでなければならない』とか『こうであるはずや』
といった勝手な思い込みを障害のある人もない人も
させられてしまいます。

そうなると,障害のある人は生きづらいです。
ありのままで生きることよりも,
『がんばること』『障害を乗り越えること』を優先しないと
みんなに受け入れられないのではないかと
思わせられてしまうからです。
そういった状況が作られがちなので,
その状況を変えたい。」





玉木さんのこの番組の意図に関する思いが
頭をよぎったのは,
『日テレ24時間、ダウン症を持つ少女が
「PERFECT HUMAN」を踊る企画が波紋』
というビジネスジャーナル(Business Journal)の
ニュース記事を見たからでした。



【一部引用】

「『24時間テレビ』の予告で、
オリラジの2人とダウン症の少女が
「パーフェクトヒューマン踊るぞ」と手を合わせて
円陣を組む映像が放送されると、
「馬鹿にしてる」「日テレに人の心はないのか」などと
インターネット上では批判が噴出。

「完璧な人間」を意味する曲のタイトルと
ダウン症との組み合わせという企画内容に加え、
歌詞には「世界は必ずしもみんな平等とは限らない」
「世の中には絶対勝者と敗者が存在する」というフレーズもあり、
「愛は地球を救う」をテーマとする
同番組内でなぜこのような企画を行うのか、
以下のような疑問の声が多数上がっている。」


この記事では,『疑問の声』に対する反対の意見や,
NHK番組『バリバラ』のことも言及しています。



玉木さんの話を聞き,著書を読んだ今なら,
『批判』や『疑問の声』自体に,障がい者への大きな偏見が
潜在していることを感じます。


障害者差別解消法第1条にかかげる目的に
「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現」とあります。


人格と個性を尊重するという精神があれば,
『パーフェクトヒューマン』を踊ることに
過剰反応する必要はないと,


そんなことを,24時間テレビを見ながら考える,日曜日の昼下がりです。

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私生連 新任研修会

1
先日,大阪私学生徒指導連盟(「私生連」)の新任研修会に
コメンテータとして出席してきました。

私生連は,大阪府内の私立学校で,
生徒指導を行っている先生方がメンバーとなっており,
生徒指導についての情報交換,研究発表等を行っています。

私生連と大阪弁護士会子どもの権利委員会との連携は厚く,
年に1度の研究協議会は,今年で30周年を迎えます。

私も度々私生連の研究会等に出席させていただいており,
顔見知りの先生方も増えました。
私にとっては,学校現場の話が聞ける貴重な機会となっており,
毎回楽しく出席させてもらっています。


さて,新任研修会は,
新しく生徒指導を担当することになった教員向けのものでした。

社会人となり勤務開始1年目より
生徒指導を担当することになった先生もいれば,
数年間の勤務を経て生徒指導を担うことになった先生もいました。
新任研修会の出席者は,若手の教員の方がほとんどでした。

今の生徒指導の先生というのは,
以前みたいに,体育の先生=生徒指導というわけではありません。
数学,英語,音楽の先生でも,生徒指導にあったっています。

もっとも,生徒指導を任される先生の素質というのはあると思います。
真面目な方,責任感の強い方・・・

新任の先生方の挨拶の端々から,
高い志や熱い教育に対する姿勢を感じました。


新任研修会においては,
はじめに私生連の委員長より講話があり,
生徒指導に新しく任命された先生方に対して,
熱いメッセージが送られました。

・私立学校と公立学校の違い
・私立学校の建学の精神

など,私が聞いても大変興味深いものでした。

「社会が変わっているのだから,教育も変わっていく」と
自覚的に語っておられたのが印象的でした。

次に,グループ討議が行われました。
約130人の新任の先生方が,各グループに分かれ
3つの事例を元に生徒指導としての対応を議論しました。

指導が難しい項目(頭髪,服装等)に対してどのように指導していくか
議論の結果の発表と,
それに対するベテランの教員からのアドバイスがあったり,

「持ち物検査はどこまでできるか」という質問に対して
私から法的見解をアドバイスするなどしました。

コメンテータとなったベテラン教員の先生方とも,
例えば,携帯電話の指導のこと,SNSの利用のこと等,
指導の難しい項目について学校現場の実情話を聞いたり,
法的見地からの意見交換をしたりしました。

新任の先生方が熱心に議論している姿が頼もしく,
非常に充実の研修会となったことが伝わってきました。

懇親会でも,和やかな雰囲気の中で色々な先生と話ができ,
大変有意義な時間を過ごしました。


それにしても,私生連の先生方からは,
いつも学校を超えた繋がりの熱さ(厚さ)を感じます。

どの先生も,私立学校において
自ら外に出て行く機会を求め,交流していくことの重要性を
語っておられました。

コミュニケーションの重要性は学校内はもちろん,
学校を超えても大切だし,有意義だと感じた次第でした。

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民事訴訟でのプレゼンテーション

ある地方裁判所で平成26年から係属している民事事件があり,
それが最近,単独から合議となったのですが、

合議となるタイミングで、裁判体に対し
争点についてのプレゼンテーションをする、
という手続が踏まれました。

その裁判所の当該部では,
合議になる場合には毎度そうしている、という様子でした。


これまで私には経験のなかった手続で、
プレゼンの準備も相応にかかりましたが,

裁判官それぞれに事案を良く把握してもらった感触がありました。

また、アピールしたい点を強調して説明することができました。

さらに、自分の中でも再度事件の整理が出来ました。


プレゼンの方法としては,裁判員裁判や刑事訴訟で,

普段から行っていることの経験を活かすことができました。

なるべく書面をみず,裁判官の目を見ながら訴えることができました。

原告・被告それぞれの訴訟代理人からのプレゼンの後,
かなり踏み込んで,裁判官それぞれが思っている疑問について
ディスカッションを行いました。

質疑応答を経て,「もう少しここの点は補充しよう」とか,
「裁判官はこのあたりに深い関心を持っているのか」とか,
私なりに心証を掴むことができ,
次の主張立証につなげることができる機会になりました。



終わってみるとなかなか有意義な訴訟指揮だな、と思った次第でした。
民事訴訟でもプレゼンテーションの機会があることは
積極的に検討する価値があると思いました。

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18歳選挙権・主権者教育 講演

先日,大阪府内の高校生向けに,
主権者教育の一貫として,
「政治的教養をはぐぐむ教育のための講演会」を行ってきました。

聴講人数が,全校生徒900人+教員の先生方という
これまで経験のない規模での講演でした。

見渡す限りの高校生,高校生,高校生・・・
体育館に全校生徒が集まると,さすがに圧巻です。
整列の号令や,生徒たちが持つスリッパなどにも
懐かしさも感じながら生徒たちの前にたち,話をしました。

テーマは「政治に参加する意義,選挙の仕組みなどについて」

内容としては,
・政治について考えることのたいせつさ
・政治に関する情報の集め方
・選挙の意義や選挙の仕組み等

について触れながら話をしました。

公職選挙法が改正されて,選挙権年齢が
満18歳に引き下げられてからの初めての選挙が,
7月10日・参議院議員選挙であります。
なので,高校3年生の一部に
は選挙権がある人もいます。

※これ,豆知識なのですが,
「満●歳」というのは誕生日の前日になるとされているので,
今夏の7月11日に18歳を迎える人までが
選挙権をもつことになります!

また,今選挙権がなくても,国政選挙だけでみても
衆議院議員選挙が前回あったのが平成26年12月24日なので,
遅くともあと2年半の間にまた選挙があります。


そういうことで,高校生には,
まずあっという間に自分が投票する日がやってくる,
ということを意識してもらいながら,

若者の声を政治に届けることが期待されているし,
選挙に参加することは難しくない,
と感じてもらうことに主眼をおいて,話をしました


高校生は,蒸し暑い体育館の中でもよく話を聞いてくれて,
こちらからの投げかけにも答えてくれたので,有難かったです。

 

講演会の冒頭には,教員の方のインタビューや
生徒からの質問に答える形で,

・なぜ弁護士になろうと思ったのか,
・一番印象に残った事件は何か,
・弁護士をする中で何が大変か,

 等についても話をしました。

 

弁護士の仕事のやりがいが伝わるといいな,
高校生に将来の夢を考える上で,どう進路を選んでいくかの
ヒントになるといいいな,という願いを込めて,回答しました。

 

18歳選挙権の講演準備をする中で感じたことは, 

18歳選挙権が実現して良かったな,ということでした。
高校生のうちに主権者教育を
受けておく機会が設けられるという点でも,
若者の政治参加へのハードルを下げる
きっかけとなると思いました。

 

他方,より慎重に検討した点は,
政治的中立を保つ内容で組み立てる,という点です。
また,外国籍の生徒など選挙権のない人もいる中で,
どのように「国民主権」を伝えていくか,ということも吟味しました。

 

今回の講演を通じて,選挙行ってみてもいいかな,
と思ってくれる生徒が一人でも多くいてくれることを願っています!

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薬害訴訟の意義

先日,子宮頸がんワクチン薬害訴訟について,
弁護団の方々から直接講義を受ける機会がありました。

「子宮頸がんワクチン被害について
~HPVワクチンとは何物なのか~」が勉強会のテーマでした。

まず,HPV感染から子宮頸がんになる仕組み,
子宮頸がんとなる可能性という基礎知識から解説があり,
それを踏まえて,
新規性の高いHPVワクチンの特徴と危険性の解説,
被害者に出た副反応とその因果関係をめぐる論争,

などなど,専門的なトピックスでありながら,
非常にかみ砕いて分かりやすい解説がありました。

 

WHOの「推奨」の声明と,
厚生労働省の「積極的推奨中止」の状態の対比が

大変興味深いものでした。

 

 

そして,厚生労働省が,積極的推奨中止に至るまでには,
「ワクチン接種緊急促進事業」が展開されていたことに
衝撃を受けました。

その時代に,小学校6年生から高校1年生の女子の
約8割が接種していた,ということでした。
接種したのは,338万人に上るとのことです。

 

地方自治体によっては,「中学入学お祝いワクチン」のキャッチコピーで
「子宮頸がんから命を守るワクチンをプレゼント」
といううたい文句で広告を出していました。

そして,慎重な親でも,保健所等に問い合わせれば,
「今予防ワクチンを打たないと,助成を受けることができませんよ。」
との説明がされていました。

 

 

 

 

このような国及び地方自治体の推進があり,
当時の親は,予防ワクチン接種を受けないという選択が
やりにくかっただろうな,ということを思い,

 

そして,もしそれで自分の娘に重篤な
自己免疫性の神経障害・自己炎症の症状等の副反応が出ていたら,
親はやり切れない気持ちになるだろう,どんな怒りをもつだろう,
と思わずにはいれませんでした。

 

 

 

 

懇親会では,多くの薬害訴訟で代理人を務めている弁護士の方から,
HIV訴訟のこと,C型肝炎訴訟のこと等を,
子宮頸がん薬害訴訟と対比しながら,お話を聞きました。

 

私の無知をさらすようでお恥ずかしい限りなのですが,

 

特に,HIV訴訟については,
1996 年 3 月 29 日に被告国,製薬企業との和解を勝ち取ってから,
今年で20 周年を迎える今でも,
被害者のサポートが続いていることに感動しました。

 

弁護団の方々は,今もケース会議に同席して,
一人ひとりの被害者が困っていることを聞き,
それを直に病院,政府等に直訴するという取り組みを
重ねているとのことでした。

 

また,今年,「薬害エイズ」の被害者を支援するため,
厚生労働省が「血友病薬害被害者手帳」を作ったことを聞き,
これが,東京,大阪薬害HIV訴訟原告団が
2011年,細川律夫厚労相(当時)との協議で,
手帳の作成を要望していたことが形となったものであることにも感動しました。

 

和解から20年も経つと,
と行政機関の中に「薬害エイズ」のことを知らない人も出てくる。
そこで,この手帳により,被害者の方々は,この手帳を示せば,
窓口で説明する負担が減るというのがこの手帳の狙いです。

 

弁護団の方は,

 

「被害者の方は,年を重ねるごとにニーズが変化していく。
それに対応していく世の中の仕組みつくりを目指しており,
薬害訴訟は,その一つの手段(達成点ではない)。」

 

という姿勢で薬害訴訟に取り組んでおり,
それを「当然のことだ」という顔で語ってくれました。

 

この話を聞いて,本当に社会的意義の高い活動をされている,
と胸が熱くなりました。

 

子宮頸がん薬害弁護団の方々,
本当にありがとうございました!!

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豊中BBSのメンバーによる熊本地震災害支援ボランティア

 

 

府内の社会福祉協議会(社協)が、
熊本地震の災害ボランティアセンターの運営や復
旧作業などの活動を続けているようです。

 

 

そして,熊本地震の「災害支援ボランティアバス」に
豊中BBSのメンバーが参加してきました。

 

 

そのことが読売新聞に取り上げられていますので,
ご紹介させてもらいます。

 

 

一部引用
「豊中市社協は、地元の負担を減らし、迅速な支援につなげようと、ボランティアバスの運行を企画。市内で普段からボランティア活動に取り組む社会人や大学生らに参加を呼びかけ、市社協職員を含む計29人が13日夜に出発し、車中泊を経て14日朝から熊本県の菊陽町と西原村に分かれて活動した。」

 

 


暮らし再建 支援息長く…熊本で府内社協
: 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160515-OYTNT50248.html?from=ycont_top_txt

 

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福祉合同勉強会

毎年開催されている福祉に関する勉強会に出席してきました。

過去の報告記事はこちら

 

今年は横浜開催でした。
さらに参加単位会が増えて,
横浜,福岡,沖縄,和歌山,岡山,群馬,兵庫,東京,大阪
9つの弁護士会に所属する子どもの権利委員会のメンバーが
実践例の発表,研究発表を行いました。


今年も非常に高度な研究報告とそれに基づく議論があり,
大変興味深かったです。




特に印象に残った取り組みの一部を紹介します。

・岡山弁護士会のメンバーが協力し,
岡山県内の児童相談所から発行されている
「児童相談所における法的実務Q&A集」の紹介



・岡山内のNPO法人
岡山未成年後見支援センターえがお』 の活動,実践の報告

 



・福岡が法務局と連携しながら行っている無戸籍者への支援体制
→県内の無戸籍者の数を把握しており,
弁護士が法的手続をとるだけではなく
生活面も含めたフォローを行って
「チーム対応」をしている点が印象に残りました。



・横浜からの行政不服審査法の改正の概要と,
児童相談所が行う「処分」
(一時保護(児童福祉法33条)や,
施設入所措置(同法27条,28条)の
処分性に争いがあることから,あえてカギ括弧付きとなりました)
について,教示すべき内容とそれを欠いた場合の効果について
 

 



・大阪からは,児童相談所が提供している
親支援プログラムについて報告がありました。
 
 
 
という大変興味深い資料がインターネット上から拾えますので,
上記資料を参考にしてください。


報告された親支援プログラムを紹介しますと,
・サインズ・オブ・セイフティ・アプローチ
・ソリューションフォーカストアプローチ
・MY TREE ペアレンツ・プログラム
・コモンセンス・ペアレンティング(CSP)
・肥前方式プログラム・阪大方式プログ
・CRC親子プログラム
・男親塾
・トリプルP
などなどです。



報告者の感想に,聞き取り調査を行った
教授の言葉の紹介がありました。



「家族再統合という語がよく使われているが,
実際には,親子分離をしたあと,何らの手当てもしないまま,
時間が経過して家庭に戻すということだけが行われている。
本来であれば,最も重要であるはずの分離後の支援が
不十分であるというのは制度上の欠陥だ」

私自身が関わっている事件を通じて考えても,
まさにそのとおりだと感じます。



懇親会は,期待通りの横浜中華街☆



二次会は,ロースクール時代の同級生とその後輩に
エスコートしてもらい,熱く,楽しく,語り合い,
刺激をたくさんもらった
大変有意義な機会となりました。


来年は・・・沖縄?大阪?岡山?

福祉の分野の議論をブラッシュアップできる
貴重な機会となっているので,また来年も参加したいです!

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熊本で地震の被害に遭われている方々へ

熊本の地震のニュースから目が離せないでいます。

熊本城が!
→地震が起きた時の映像で,
日本三大名城から煙が上がっていた理由が,
後で判明しました。


阿蘇の大橋が!
→小学校のころ,毎冬スケートに
連れて行ってもらっていて,
その時に通っていた,深い谷にかかったあの赤い橋。


宇土市役所が!
→私の出身高校のごく近くです。

道路は寸断され,崖が大きく崩れ。
ぺたんこになった家をみると
「ここに住んでいた人がいて,
ほんの数日前までのここでの暮らしがあったはず」と思い。
言葉を失ってしまいます。

私は,複数の友人からのLINEで,
地震があったことを知りました。

まずはお父さん,お母さん,大丈夫かな。

電話したけど,
「地震のため,かかりにくくなっています」とアナウンスが流れ,

電話したいけど,
今電話するのはバタバタしてて迷惑かな,
携帯の電池が減らないかな,と考え,

何もできない無力感におそわれてしまいます。


そんな中でも,熊本の家族や友人から
「無事です」のメッセージが届いたり,
書き込みを確認すると,それだけでほっとします。


FBのメッセージで,
「●●さん,●●さん,他40人の
熊本県の地震での無事が報告されました。」
というのが,たびたび届きます。

本当にいいサービスだなと感じました。





私が熊本出身だということを知っている方々から,
次々と「大丈夫?」っと心配をしてくれるメッセージが届きます。
「何かできることあれば言って」と声を掛けてくれます。


おそらく,メッセージを送ることも遠慮している方々も多くいて,
私の家族や親せき,友人のことを,
多くの方々が心配してくれていることを感じています。


ありがとうございます。


さらには,熊本の友人が,
私の家族に対して出来ることがあれば支援する,と
声をかけてくれます。

自分のことでも精一杯,とても大変な状況だと思うのに,
そんな心配りをしてくれることに感動します。





私は大阪にいながら頻繁な地震速報にびくびくし,
朝起きてから,携帯に続々とポップアップで届いている地震速報に
胸が締め付けられる思いがしていたのですが,
今朝は,その速報の山がありませんでした。

徐々に落ち着きつつあることを願うばかりです。




私は,両親とは連絡がとれていて,その点はほっとしています。

両親は,
「うちは物が多いけど茶碗がだいぶ割れて片付いたー」とか,

「きしんで開きにくかった家のドアが,
スース―開くごつなった」とか,

しんどい中でもユーモア交じりに話してくれて,
たくましく乗り切ってくれています。
そのこと自体に,ほんと感謝しています。




被災地での体験談や
被災地への支援の話は,
これまでもニュースで見ていたはずなのに,


友人から聞く避難所の話
「電気は通っているけど断水しているから
トイレ使えなくて避難所にいるよ」


育児の話
「子どもは実家に預けてきていて,
私は明日職場に行って待機だよ」



避難生活の話
「うちの親父はもっこすだけんが,
なかなか家から離れない・・・(汗)」

支援物資の話
「全く足りていません。
福岡から持ってきてもらえませんか」



FBで飛び交っている話,メッセージで届く話,
一つ一つがが身につまされます。



私ができることは?祈るほかにないのか?

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研究論文が刊行物に掲載されました。

4
私は,日本スクールコンプライアンス学会に所属しており,
定期研究会に出席する等しています。
 
以前の記事
2015年11月 3日 (火)の記事



このたび同学会が刊行している刊行物
『スクール・コンプライアンス研究』第4号に,
私の執筆した研究論文が掲載されました。

 

【研究論文】
『いじめ防止対策推進法に基づくいじめによる
重大事態の調査結果に対する再調査の要否の判断』 加藤 慶子

 

 

 
内容をかいつまんで紹介します。

いじめ防止対策推進法28条に規定された
いわゆる「重大事態」が生じたことを受けて調査を行った場合,
その調査結果は知事に報告されます。

報告を受けた知事が,再調査が必要かどうかを判断する時に
どのような点を考慮要素として検討すべきか,
について
論じたものです。

執筆中は,ちょうど本業がばたばたしていた時期と重なって
心折れそうになりながら執筆を進めてていましたが,
こうして完成した本を手にすると,
がんばってよかったーっと感無量です。


今回,私が書き上げることができたのも, 
最初に背中をおしてくれた学会所属の弁護士の友人と, 
同学会所属のお世話になっている教授の励ましと,
 同学会事務局の方の叱咤激励+愛の鞭(笑)のおかげです!   
 
ありがとうございます!!
内容に関心のある方々などいましたら,お問合せください!

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«『法むるーむ~高校生からの法律相談~』発売!